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Yoshi Suzuki

Yoshikazu Suzuki --> Ph.D student, School of Journalism and Mass Communication, University of Minnesota. Research interest: social media marketing, commons-based peer production. More about me: http://bit.ly/suzuk040
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鈴木 良和。ミネソタ大学大学院ジャーナリズム・マスコミュニケーション校の博士学生。研究テーマはソーシャルメディアマーケティングとピアプロダクション。どちらかというと個人的メモな、ネタ・アイデアブログです。

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January 19th, 10:01am 0 comments

Volkswagen Think Blue

Something about this commercial makes me happy.

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October 31st, 12:08pm 0 comments

Genki Sudo/WORLD ORDER "2012"

Very beautiful track by Genki Sudo, and The World Order.

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February 3rd, 7:21pm 0 comments

歌を作ったよ。

(download)

ボーカル:脳内メイドさん


特に 伝えたい事なんかないのに
この歌を 作ったよ

君に 届かない事なんかないのに
この歌を 作ったよ

少しの不安と たくさんの喜びに
溢れた 毎日 昨日と 同じ 今日

ずっと。

嘘が 本当になる事なんかないのに
この歌を 作ったよ

何も 心配する事なんかないのに
この歌を 作ったよ

日向でまどろむ 暖かいその笑顔
溢れた 毎日 明日も 同じように

ずっと。


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January 25th, 8:14am 0 comments

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via Seesmic
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January 23rd, 7:57am 0 comments

ユーザー参加型メディアとギフト・エコノミー

とあるところに寄稿した記事なんですが、ボツったのでこっちに掲載w

 

(1)最近のインターネットとギフト・エコノミー

ソーシャルメディアなどのユーザー参加型メディアが広がりを見せる昨今、 Web 2.0 以降のインターネットは、一度は失われていた「人間味」が増したように感じられます。パソコン通信やインターネット黎明期には、「ネチケット」というユーザー同士の一種の思いやりがありましたが、その後それは死語となってしまいました。と同時に、以前はネットワーク上のノードが「情報」の単位だった事に比べ、現在のインターネットは人と人との繋がり(ソーシャルネットワーク)が占めている部分が飛躍的に大きくなりました。

そんな中、ネット上では様々なサービスが「シェア(=共有)」という機能を採用しています。シェア(=共有)とは、自分の持っている物(情報、データ、物資、等)を誰かに分け与える、という意味です。 一般的にシェアがよく見られるのは、好きな動画やブログ記事を知り合いに教えたりする場合ですが、このユーザー参加行為は、ソーシャルメディアや参加型メディアを根本から支えるとてもクリティカルなものです。

私たちが日々ネットで出会うコンテンツの大部分は、ユーザーからの提供に依存しています。例えば、誰もプロフィールを作らなかったり書き込みを行わないmixi絶対につまらないだろうし、Facebookのコンテンツは(ソーシャルゲームなどを除いて)全てユーザーが能動的に提供する個人情報ですし、ウィキペディア、製品レビュー、クラウドソーシングやオープンソースプロジェクトなどもユーザーが情報や知識を提供しなければ成立しません。

このような、ユーザーの能動的「参加」を「ギフト・ギビング」(贈り物;情報や物資を提供する行為)として理解し、それを中心にコミュニティーが成り立つ仕組みが「ギフト・エコノミー」と呼ばれています。

(2)ギフト・エコノミーとは?

そもそもギフト・エコノミーは、その名前とは裏腹に、厳密に言うと経済学とは全く関係のないものです。

ギフト・エコノミーを最初にアカデミアに広めたのは、人類学者ブロニスワ=マリノフスキとマルセル=モースです。マリノフスキとモースは、別々の研究で行った赤道近くの先住民族のフィールドワークを通じ、機能的物々交換とは本質的に異なる極めて形式的・儀式的な贈り物の交換が、コミュニティーの形成と持続を円滑化させている事を発見しました (Malinowski, 1922; Mauss, 1925)。

この発見は、後に消費者行動学者達によって理論枠組みとして応用され、「贈り物を贈る」という消費行動の分析に利用されました。例えば、Fisher and Arnold (1990)はアメリカで毎年盛んに行われるクリスマス・ショッピングを定性的に研究し、ジェンダーアイデンティティーがクリスマスギフトの消費行動を大きく左右する事が発見されました。まだ、Saad and Gill (2003)は贈り物を贈る行為の男女差を定量的に分析し、男性は贈り物をより策略的に利用し、そして交際相手への贈り物により多くのお金をかける事を発見しました。

さらに興味深い事に、ギフト・エコノミーはオンラインコミュニティーの研究にも応用されています。例えば、Bergquist and Ljuengberg (2001)はオープンソースソフトウェア開発をしているコミュニティーを研究し、プログラムコードの提供を中心にギフト・エコノミーが形成されている事を発見しました。「コードの提供」という贈呈の行為自体が、オープンソースコミュニティー内のノルマやカルチャーを影響していたのです。

また、最近の研究では、Giesler (2006)がP2Pファイル共有(Napster)の定性的研究を行い、音楽ファイル共有のP2Pネットワークがギフト・エコノミーによって形成されている事を発見しました。Giesler (2006)はP2P音楽共有に参加しているユーザー達へのインタビューを通じて、オンライン ギフト・エコノミーは以下の三つの要素によって構成されていると結論付けました:


1. Social distinction(参加者が感じる特殊性。または、ギフトを交換する者同士の特殊な関係)

2. Norm of Reciprocity(互恵のノルマ。 何かをもらったら返さなければならないという思考)

3. Rituals and symbolism(当事者同士のみに共通し、ギフト交換の体験を形付ける儀式・形式)


Giesler (2006)の場合、参加者同士の特殊性は「音楽へのアクセスはフリーで隔たりないものであるべきだ」という思考と、大手レコードレーベルへの反覇権的イデオロギーの共有でした。また、互恵のノルマは「音楽ファイルをダウンロードするだけではなくアップロードもするべき」というアクティブユーザー同士の暗黙のエチケットに現れていました。そして特筆するべき儀式・形式として、アクティブな貢献者(アップローダー)としてのレピュテーション(名声・評判)の重要性がありました。

ここまでのまとめ:ギフト・エコノミーはその歴史の中でいくつかの異なるコンテキストで応用され、その定義もコンテキストに応じて若干のバリエーションが見られます。しかし、様々なコンテキストを通じて一貫している概念として、ギフト・エコノミーは『贈り物を送るという行為の上に成り立つコミュニティーの仕組み』である、と理解する事ができます。

また、ギフト・エコノミーでは、ギフト・ギビング(贈り物を贈るという行為)は総じてコミュニティーを円滑・活発にし、ノルマや文化などそのコミュニティーの質的な部分にまで深い影響を与えることが明らかになっています。

3.ユーザー参加型メディアとギフト・エコノミー:「参加する」「シェアする」という行為の意味

Giesler (2006)の研究は論理的にも調査方法的にも特に大きな問題はなく、かつギフト・エコノミーを三つの要素に落とし込めています。しかし、残念ながらそれはファイル共有というコンテキストのみに限られていて、それ以外のユーザー参加型メディアへの応用の可否が定かではありません。

そこで、Giesler (2006)の研究結果を踏まえ、筆者が新たに独自に行ったインタビューの結果を簡単に紹介したいと思います。現時点で合計6人の参加型メディア(オープンソースソフトウェア開発、クラウドソーシング、Q&Aサイト、ウィキペディア)にアクティブに貢献してるユーザーに対しインタビューを行いました[i]。

まず、どのタイプのユーザー参加型メディアにおいても、アクティブに貢献しているユーザー達は自分たちの特殊性を認識していて、貢献者というステータスを自分たちのアイデンティティーと結びつけている傾向にありました。また、メディアによって形は異なるものの、アクティブなユーザー達は儀式・形式的作法に乗っ取りコンテンツを貢献していました。

また、Giesler (2006)と異なる興味深い点として、互恵のノルマの存在が場合によっては欠如しているという点がありました。これは特にオープンソースソフトウェア開発とウィキペディアの作成・編集に顕著で、インフォーマント達によると「お返しをしなければならない」という認識は直接コンテンツを貢献する動機にはならないそうです。

インフォーマント曰く、そもそもオープンソースソフトウェア開発の場合「誰かのため」ではなく「自分のため」にコンテンツを貢献します。例えば、自分の本業でライブラリを開発・編集した場合にそれを公開する事はあるが、困っている人を探してその人の為にわざわざコードを作る事はないそうです。

その反面、Q&Aサイトの場合は互恵のノルマがユーザー参加に大きく影響していました。あるアクティブユーザーによると、自分の質問に頻繁、もしくは丁寧に答えてくれるユーザーには、自分も同じように丁寧・頻繁に彼らの質問に答えるそうです。

前者の場合、ほとんどはビットバケットなどのコードホスティングサービスを利用していて、ユーザー間の交流が体験の大部分を占めていないのに対し、後者のQ&Aサイトは直接相手のユーザーと彼らの貢献が見えるサイト設計になっていました。「相手が見える」という要素がどうユーザー参加に影響を及ぼすかは不明ですが、今回のインタビューではQ&Aサイトのユーザーの方がオープンソースソフトウェア開発のユーザーよりも頻繁に参加(貢献)をしていました。

(4)ギフト・エコノミーでユーザー参加を活性化させるには

ギフト・エコノミーは、元々二人以上の人間が面と向かって贈り物を贈呈する行為、そしてそれを中心に形成・持続されるコミュニティーの仕組みとして発見されました。そして現実世界では、今でもそのモデルをベースとして様々な贈り物の贈呈・交換が行われています。

以上をふまえると、ギフト・エコノミーの考え方をネット空間でも応用し、ユーザー参加を促すためには、やはり「人間味」を強調する事が大事だと筆者は考えます。参加者同士が互いのアイデンティティーや個性を尊重することで特殊性(1)が生まれ、相手をただのハンドルネームではなく実際の「人間」と認識する事で「お返しをしなければならない」という互恵のノルマ(2)が生まれ、それらを通じてルールやエチケット等などの形式的作法(3)が作られ、これら三つがギブ・アンド・テイクの輪を広げていきます。

また、自分だけのためではなく、それに加え「誰かの役に立っている」という意識(モチベーション)が生まれるという意味でも、「人間味」はユーザー参加型メディアにおいてとても重要な要素ではないかと思います。

例えば、ユーザー参加型メディアを管理するならば、コミュニティーマネージャーを用意して定型文ではなくしっかりと本当の言葉で参加者とのやり取りを行ったり、ユーザー間の交流をファシリテートするシステムを儲ける事が重要でしょう。何かをアップロード(貢献)するたびに、パーソナライズドされたメッセージや、テキストではなく短い動画で感謝を伝えるのも、相手が「見える」という意味では効果的かもしれません。

また、一ユーザーとしては、アイコンに顔写真を使用したり、ハンドルネームの他に本名を名乗ったり、文中で絵文字や感情を表す記号などを頻繁に使用する事も、自分の参加するコミュニティーを活性化させる事に繋がると考えられます。

まだ検証が必要な部分は多いですが、インターネット上にソーシャルネットワークが広く普及している今こそ、技術進歩の影で一度は薄れていた「人間味」に再度立ち返る必要があるのではないでしょうか。


参考文献

  1. Bergquist, M., & Ljungberg, J. (2001). The power of gifts: organizing social relationships in open source communities. Information Systems Journal. 11. 305-320. 
  2. Fischer, E., & Arnold, S. J. (1990). More Than a Labor of Love: Gender Roles and Christmas Gift Shopping. The Journal of Consumer Research, 17(3), 333-345. 
  3. Giesler, M. (2006). Consumer Gift Systems. Journal of Consumer Research, 33, 283-290. 
  4. Malinowski, B. (1922). Argonauts of the Western Pacific. New York, NY: Dutton. 
  5. Mauss, M. (1925). The Gift: Forms and Functions of Exchange in Archaic Societies, New York, NY: Norton. 
  6. Saad, G., & Gill, T. (2003). An Evolutionary Psychology Perspective on Gift Giving among Young Adults, Psychology & Marketing, 20(9): 765–784. 

 

[i] サンプリング形式はコンビニエンスサンプリングでしたが、定性的研究なので問題はないと考えます。ただ、人数がまだ6人と少数で、サチュレーションに達したかが不明なので、引き続きインタビューを続ける必要性があります。

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